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【本物のみりん】スーパー&通販で買えるおすすめと偽物の見分け方!

本物みりん見分け方
安いから使っていたみりん風調味料ってみりんじゃないの?
調味料を無添加にしたいから質のいいみりんが知りたい

みりん風調味料や本みりん、安いものには裏があります。

この記事を読むことで、偽物を見分ける方法や本みりんの選び方が理解できるので、買い物の際に自分に合ったみりんの選び方を知ることができますよ。

食事の質にこだわりたい方や小さなお子さんがいて安心できるものを選びたいという方向けに、当サイトでおすすめとして紹介しているのは、糖類の添加がない「もち米、米こうじ、焼酎」のみが原材料の本みりんのみです。

この記事でわかること

・本みりんとみりん風調味料の違い
・本みりんでも糖類が添加されたものとそうでないものがある
・【価格別】おすすめの本みりん

おすすめの本みりんが知りたい方はこちらからすぐに読めます。

本みりんとみりん風調味料の違いは?

みりん
本みりんとみりん風調味料の主な違いは、3つです。

「本みりん」と「みりん風調味料」の違い

製法と熟成期間
原材料(添加物の有無)
アルコールが入っているか

原材料 添加物 アルコール 製法 価格
本みりん 伝統製法 もち米、米麹、米焼酎 なし 約14.5~16.5% 約40~90日の仕込み、熟成に1~3年程度かかる 割高
工業的製法 もち米、米麹、醸造アルコール、糖類 ブドウ糖やオリゴ糖などの糖類の添加はあり 約14.5~16.5% 醸造アルコールを使用、糖類を添加し、熟成期間を短くし製造 普通
みりん風調味料 水あめ、米・米こうじの醸造調味料、醸造酢、酸味料 甘味料、酸味料、アミノ酸、PH調整剤など 0.9%以下 原料を混ぜ合わせるだけで完成 安い

本みりんは国税庁でお酒として扱われるため、みりんとしての法的な定義があります。

◆みりんの定義
米・米こうじに焼酎又はアルコール、(その他政令に定める物品)を加えてこしたもので、アルコール分が15度未満で、エキス分が40度以上のもの。(国税庁 / 酒税法における酒類の分類及び定義
※政令で定める物品は、ブドウ糖、水あめなどの糖類です。

一方、本みりんを真似て作られた「みりん風調味料」は添加物の使用が自由のため、常温保存できるよう食品添加物や塩分などが入っていることがほとんどです。(メーカーによってはみりん風調味料は冷蔵を推奨するところもあります)

ただ、本みりんには大きく分け2つの製法があり、伝統的な製法で作られた本みりんのほうが原材料や製法ともに最上級と言えます。

伝統的な製法で作られた本みりんは糖類を添加せず、時間をかけて糖化、熟成をさせ濾されており、糖類を添加された本みりんとは米の使用量も違います。

本物のみりんを見分ける方法

蒸し米
本物のみりんを見分ける方法は、難しい添加物を覚える必要もなく簡単です!

本物みりんの見分け方①品名に「本みりん」とあるか

本みりんは法的に定義されたお酒という扱いのため、ごまかしが効きません。

そのため、品目や名称に「本みりん」と書いてあるものだけ選べばOK。品目に本みりんと記載があれば、みりん風調味料を選んでしまうことは絶対にありません。

本物の本みりんは「品目」を見れば誰でもわかる
本みりん
本味醂
みりん風調味料

本物みりんの見分け方②伝統製法は「原材料」を確認

通常の本みりんは「もち米、米こうじ、醸造アルコール、糖類(水あめ等)」が原材料なのに対し、

伝統製法で作られた本みりんは「もち米、米こうじ、焼酎」のみが原材料です。

ちなみに、伝統製法で作られた本みりんはすっきりとした甘味とお米の旨みがあり、飲んでもお酒としてとても美味しいですが、スーパーなどで買える通常の本みりんはそのまま飲んで美味しいと感じるものではありません。

食の質にこだわりたい方向け「本みりん」の選び方

伝統製法のみりん
糖類が添加された本みりんも正式にみりんとして定義はされていますが、安い本みりんは原材料に遺伝子組み換え作物が使用されている可能性があります。

安心できるものを選びたい方には、安い本みりんはおすすめしません。

安い本みりんを避けたい理由
醸造アルコールの危険性
さとうきび、てんさい、米、とうもろこしなどを原料とする醸造アルコールはコスト面から遺伝子組み換え作物を使用している可能性がある

糖類の危険性
糖類の原材料に遺伝子組み換えとうもろこしを使用している可能性がある

市販で買えるメーカーの本みりんを調べてみると、本みりんの原材料に使用する糖類は、遺伝子組み換え作物作物不分別のとうもろこしを使用していると回答している本みりんもありました。

主な本みりんの原材料は、「もち米、米麹、醸造アルコール、糖類」です。「もち米、米麹、醸造アルコール」に遺伝子組み換え作物は使用しておりません。「糖類」の原材料に、遺伝子組み換え不分別のとうもろこしを使用しております。
遺伝子組換え作物を使用していない本みりんをお探しでしたら、「タカラ本みりん<純米>国産米100%」がございます。原材料は、米、もち米、米麹、醸造アルコールです。(原材料に糖類を使用しておりません)。(宝酒造 / 本みりんに遺伝子組み換え作物は使われていますか?

生産から流通、加工時に遺伝子組換え農産物が混入することがないように管理している場合は『分別生産流通管理済み』と記載できますが、『遺伝子組み換え作物不分別』は、ほぼ混入していることを示します。

遺伝子組み換え作物を避けているという方でも、思わぬところで食べていることがないよう気をつけましょう。本みりんを選ぶなら最低限、糖類の添加がされていないものを選ぶのをおすすめします。

本みりんは予算に合ったものを選ぼう

煮物に入れるみりん
本みりんは和食を始めとする様々な用途に使えるので、一家に1本は常備されているような存在。続けやすい価格なのかは重要なので一覧にしました。

我が家では予算にあったものを数種類チョイス。安いものと高いものを料理に合わせて使い分けしています。
商品名 製造元 有機 500ml 720ml 1800ml
1 三州三河みりん 角谷文治郎商店 539円 1,122円(700ml) 2,552円
有機三州味醂 1,144円 3,564円
2 純米本味醂 福みりん 福光屋 1,430円 2,530円
純米本味醂 福みりん3年熟成 1,100円 2,200円
3 昔仕込 本みりん 甘強酒造 869円 2,759円
4 本みりん 九重櫻 九重味淋 851円(300ml) 1,086円 2,790円
5 純米仕込み本みりん 李白酒造 1,210円 2,420円
6 福来純 熟成本みりん 白扇酒造 953円 1,270円 2,750
福来純 古々美醂10年貯蔵熟成みりん 2,750
7 純米本みりん 飛鳥山 杉井酒造 1,100円 1,430 2,860
8 古式三河仕込愛桜純米本みりん 杉浦味醂 1,093円 3,300円
古式三河仕込 愛桜純米本みりん(3年熟成) 1,584円(300ml)
9 マンジョウ 米麹こだわり仕込み純米本みりん キッコーマン 459円(450ml)
10 タカラ本みりん国産米100% タカラ 461円

伝統製法で造られた本みりんは大体720mlで約1,100円~1,600円程度なので、味の好みや気になった味醂メーカー・酒蔵のものを選ぶと良いでしょう。

好みにもよりますがそのまま飲んで楽しみたい場合は、濃くてとろみがある熟成3年以上のものを選ぶのがおすすめです。(3年以上熟成されたみりんは濃厚な味わいなので、もちろん料理に使うこともできます!)

リピーター多し!三河みりんと言えば「角谷文治郎商店」

◆熟成:2年以上 ◆エキス分:43度以上 ◆原材料:もち米、米麹、本格焼酎(国産米100%使用)
愛知県の三河地方はみりん業者数全国一を誇る、みりん造りの本場と言える地。角谷文治郎商店は三河で明治43年の創業以来、変わらぬ伝統製法で和食の味を支える老舗のみりんメーカーです。

パリのチョコレート見本市で角谷文治郎商店の三州三河みりんを使ったショコラが出品されたり、伊勢志摩サミットで前菜等に使用されたりと公式行事で選ばれるほど注目度が高く、一度使うとリピートしてしまう人も多いのがうなずける納得の本みりんです。

角谷文治郎商店には看板商品の「三州三河みりん」の他にも、希少な有機の本みりんも扱っているので、オーガニック派の方にもおすすめです。
■『三州三河みりん』700ml

■『三州三河みりん』1.8L


■『有機三州味醂』1.8L

高級料亭も使用する本物みりんを家で!『李白酒造』

原材料:もち米、米焼酎、米麹(すべて国産・米麹、米焼酎は自社製造)
島根県松江の城下町で明治15年に創業した李白酒造は、みりんだけでなく日本酒や焼酎なども製造する蔵元です。

蔵の生産量の3分の1が海外へ輸出されるほど世界的にも人気のブランドで、老舗日本酒蔵が造り上げる本みりんは高級味醂としても人気。通常のみりんの仕込みより麹を配合しているため米由来の旨味が強く、料亭などでも使用されるプロのお墨付き品質。

李白といえば、原料米へのこだわりの強さ。過去に他社製品の原料に汚染米が混入していた経験から原料米の管理は厳しく、米は地元の奥出雲地方の酒造好適米を中心にほぼ自社で精米、またトレーザビリティーが確立されていない玄米は購入しないなど、徹底した管理がされています。
■『李白 純米仕込み本みりん』720ml

■『李白 純米仕込み本みりん』1.8L

飲むと絶対ハマる!高級おすすめ本みりん「白扇酒造」

◆熟成:3年 ◆原材料:もち米、麹、米焼酎
岐阜県でみりんや日本酒を製造する老舗の蔵元である白扇酒造は、昔ながらの伝統製法で造る「熟成本みりん」が自慢の一品。青空レストランやマツコの知らない世界など多数のメディアにも取り上げられる注目の本みりんです。

白扇酒造は原材料の焼酎からすべて自社で製造していることが、他のみりんとの違いです。

江戸時代の味に近いと表現される昔っぽいみりんは、3年の熟成期間がかかるもので大量生産が難しいですがその味は格別。グラスに注ぐと琥珀色に輝くみりんはもちろんそのまま飲むこともできます。

◆福来純「伝統製法」熟成本みりん 720ml


◆福来純「伝統製法」熟成本みりん 1.8L

本物なのに安い!名誉大賞に輝く『九重味淋』の本みりん

◆貯蔵熟成:1年半 ◆エキス分45% ◆原材料:もち米、米麹(国産)、しょうちゅう
九重味淋は三河みりんの発祥の地で1772年に創業、みりんを貯蔵熟成するための蔵は国の登録有形文化財と指定される、日本最古の本みりん専業のメーカーです。

看板商品の本みりん「九重櫻」は、大正から昭和にかけての全国酒類品評会で、唯一「名誉大賞」に輝く本物のみりん。

みりんを醸成させる蔵はなんと300年という長い年月を経ても現役で、九重みりんの味はこの蔵でしか出せないと言われるほど、唯一無二の製造工程を経ています。

原材料はみりん造りに最適な大粒の「もち米」、44時間を費やして仕上げる職人の技が光る「米こうじ」、丁寧に蒸留した「本格焼酎」のみを使用し、江戸時代からの変わらぬ品質が守られています。
◆本みりん九重櫻500ml


◆本みりん九重櫻1.8L

甘みと旨味を追求した究極の本みりん!「甘強酒造」

◆貯蔵熟成:2年以上 ◆原材料:もち米、米麹、 焼酎乙類
甘強酒造は愛知県蟹江町で1862年から本みりんを醸造、150年以上続くみりん、日本酒の醸造メーカーです。

「甘みが強くて、旨みの強いみりんをつくる」というのが社名の由来で、甘強酒造のみりんは特別な製法により、もち米由来のアミノ酸が豊富に含まれています。

まるで黄金が褐色したようなみりんは2年以上熟成された深みがあり、昔ながらの本みりんを味わいたいという方にもぴったりです。

◆甘強酒造 昔仕込本みりん 500ml


◆甘強酒造 昔仕込本みりん 1.8L

福光屋の本みりん

◆貯蔵熟成:1年、3年、10年 ◆原材料:もち米(国産)、米麹(国産米)、米焼酎(自家製)
1625年創業、金沢で最古の酒蔵の福光屋は純米酒のみを扱う純米蔵です。

醸造アルコールを使用する吟醸酒や本醸造酒の製造をやめ、2001年から純米酒造り一本にに切り替えるほど、日本酒の未来や国産米を使用することへの誇りを持つ酒蔵メーカーで、こだわりの特別栽培米、自社製の焼酎を使用した「福みりん」は注目の一品です。

福みりんには熟成期間が異なる3種類があり、10年と熟成期間が長いみりんがあるのも特徴です。一般社団法人日本野菜ソムリエ協会による調味料選手権2018で、「三年熟成 福みりん」は部門別最優秀賞を受賞しています。

◆福光屋 福みりん1年熟成720ml


◆福光屋 福みりん1年熟成1.8L


◆福光屋 福みりん3年熟成300ml


◆福光屋 福みりん10年熟成720ml

杉井酒造の本みりん

◆貯蔵熟成:約1年◆エキス分:44%◆原材料:糯米、米麹、本格焼酎(原料米は全て国産)
静岡県で1838年創業の杉井酒造は本みりん、米・芋焼酎を製造しています。大正時代から100年以上続く、静岡県唯一の本みりんの製造メーカーでもあります。

また通常のみりんと杉井酒造の違いは、みりんとしては低い80%(通常90%程度)の精米歩合で製造されていることも一つ。

精米歩合を下げると製造できるみりんは少なくなりますが、雑味をなくし、糖分の含有量が上げることができるメリットも。微生物の働きを利用した伝統製法は、濃厚で奥深い甘みととろみを持ち、麹由来の栄養素も豊富な本みりんに仕上がっています。
◆杉井酒造 飛鳥山720ml


◆杉井酒造 飛鳥山1.8L

杉浦味醂の本みりん

◆貯蔵熟成:1年、3年◆エキス分:40%以上◆原材料:もち米、米麹(三河産米)、本格焼酎 国内醸造(三河産)
杉浦味醂は1924年愛知県碧南市で創業以来、3世代に渡るみりん専業のメーカーです。

醸造アルコールと糖類の添加でみりんを安く作る大量生産の時代を経て、量より質に会社の方向性を変え、祖父のみりんレシピをキッカケに生まれた古式三河仕込みによる伝統製法で造られた本みりん「愛櫻」が看板商品です。

口に含むとみりんの価値観が変わる一品とも言われ、熟成3年の本みりんはすっきりとしたメープルシロップのような甘さや濃厚さが特徴です。

◆杉浦味醂 愛桜純米本みりん1年熟成 500ml


◆杉浦味醂 愛桜純米本みりん3年熟成 500ml

糖類不使用の本みりん「キッコーマン」

◆原材料:米(国産)、もち米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール(国内製造)、米焼酎(国内製造)
キッコーマンの中でも糖類を使用していない本みりんに「マンジョウ 米麹こだわり仕込み純米本みりん」 があります。

通常の本みりんの原材料はもち米、米麹、米焼酎のみのところ、マンジョウ純米本みりんでは醸造アルコールを使用し生産効率を上げることで、買いやすい価格になっています。
◆マンジョウ 米麹こだわり仕込み純米本みりん

非遺伝子組み換え原料使用の「宝酒造」

◆原材料:米(国産)、もち米(国産)、米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール(国内製造)
醸造アルコールや糖類などは遺伝子組み換え作物を原料にするものがありますが、宝酒造の本みりんの中で、「本みりん国産米100%」は、遺伝子組換え作物を使用していない本みりんである、と公式サイトで回答されています。
◆タカラ 本みりん国産米100%

まとめ


原材料の違いや手間のかかる伝統製法の本みりんは必然的に割高になり、さらに有機などこだわりのあるみりんはそれなりのお値段になりますが、本物のみりんの味はやはり格別です。

本物のみりんを選ぶ方法
・品目に「本みりん」「本みりん」の記載があるか
・伝統製法なら原材料は「もち米、米麹、米焼酎」のみ

お米のふくよかな旨味や、日本人にはきっと心地よいほんのりとした甘みは伝統製法で造られた本みりんならではの味わいで、大人はもちろん、子どもの食育にもぴったりの調味料と言えます。

100年以上の歴史がある蔵元、何世代にも渡り味醂を生業としてきた製造元ばかりなので、正直どの本みりんを選んでも、みりん本来の本物の味わいを楽しむことができます!

市販の安い調味料は手軽ですぐ購入できるメリットがありますが、国産以外の原材料や遺伝子組み換え由来の原料使用など、安いものにはデメリットもあるので知ることも大切なことです。

そして長期的な健康や豊かな食生活を見据えて、調味料のみりんが気になるあなたにぴったりの本物のみりんが見つかりますように。