松屋の公式Xでは無添加と公表していますが、実は無添加と言えるからくりがあることをご存じですか?
本日は #無添加の日 🥗
松屋のメニューはほとんどが無添加です😊🌟ちなみに写真に写ってる食材全て無添加です🎖ドレッシングもソースにもこだわってます🧑🍳
それと只今お米は秋田県産あきたこまち100%です🌾🌾🌾※松屋の無添加は化学調味料・人工甘味料・合成保存料・合成着色料の不使用です pic.twitter.com/w2oogy3K18
— 【公式】松屋 (@matsuya_foods) June 10, 2021
この記事では、松屋の牛めしが安心して食べられるかどうかご自身で判断できるよう丁寧に解説していきます。
・松屋が無添加と言われるからくりの理由
・松屋の添加物、食材の産地情報
・一食500円以下!おすすめの無添加牛丼
ズバリ松屋の牛めしには添加物が入っている
公式サイトには松屋の店舗で食べられる牛丼の原材料は公開されていませんが、
問い合わせの結果、ズバリ牛めしは無添加ではないということが分かりました。
松屋オンラインショップで一番の人気商品である「牛めしの具(プレミアム仕様)」と同様の原材料なのか、お客様センターへ問い合わせをしたところ
明確な回答ではありませんでしたが、ほぼ同様の原材料であるようです。
松屋の牛めしの具(プレミアム仕様)の原材料は以下です。
●牛めしの具(プレミアム仕様)
【原材料】牛肉(アメリカ産、カナダ産)、たまねぎ、醤油(小麦・大豆を含む)、白ワイン、砂糖、食塩、たまねぎエキス、ねぎエキス、酵母エキス、植物たん白加水分解物(小麦を含む)/酒精、着色料(カラメルⅠ)、pH調整剤、香辛料抽出物
こちらとほぼ同様なので、松屋の牛めしは無添加ではありません。
松屋の牛丼を安心して食べたい方にとって、知っておくべきポイントは以下です。
- 牛肉が外国産であるため、ホルモン剤の心配がある
- うまみ調味料を避けたい人には不向き
- 着色料のカラメルはⅠなので安全
松屋は無添加だから安心と思い選んでいた方、毎週のように食べている方は気をつけたいポイントがあります。
松屋の牛めしの特徴を見ていきましょう。
安全な牛丼を食べたい人がみるポイント①牛肉の産地
松屋で使用される牛肉はアメリカ産です。
肉牛の体を早く大きくさせることができれば出荷を早めることができるので、アメリカの畜産業では成長促進のために肥育ホルモン剤が広く使用されています。
EUの獣医公衆衛生に関する科学委員会では、エストロゲンやテストステロンなどの肥育ホルモン剤は人間の健康を害するリスクがあるとの見解を示しています。
ホルモン剤が残留する肉を食べることによって、成長期の子どものホルモンバランスへの影響や、乳がん、前立腺がんのリスクを高める可能性が指摘されています。
牛めしの価格を考えると、割高となるホルモン剤未投与の牛肉が使用されているとは考えにくいため、その他のチェーン店で食べられる牛丼はホルモン剤が投与された外国産牛肉であると予想できます。
安全な牛丼を食べたい人がみるポイント②うま味調味料
松屋の牛めしには食品として酵母エキスが使用されていますが、酵母エキスはグルタミン酸ナトリウムと類似成分のため、ほぼうま味調味料(化学調味料)として使用されていると言っていいでしょう。
グルタミン酸ナトリウムは化学調味料ですが、松屋では「化学調味料は使用していない」と明言していたため、添加物ではなく食品として使用できる酵母エキスで、うま味の効果を代用したと考えられます。
うま味調味料(化学調味料)を日常的に食べることで、自然な味(塩味、甘味、酸味など)が感じにくくなったり、濃い味を好むようになる依存性が懸念されているため、特に味覚の敏感な小さな子供に与えるには注意が必要です。
安全な牛丼を食べたい人がみるポイント➂カラメル色素
着色料として使用されるカラメル色素。
その製造過程で生成される副産物「4-メチルイミダゾール(4-MEI)」は、動物実験で発がん性を示したことから、国際がん研究機関(IARC)は4-MEIを「ヒトに対する発がん性の可能性がある(グループ2B)」として分類しています。
カラメル色素は4種類あり、発がん性を指摘されているのはカラメル色素(II、III、IV)となります。
松屋で使用されているカラメル色素Iは糖を加熱して作るものなので、II、III、IVと比較して安全性が高いです。
通常、添加物表示では「カラメル色素」のみの記載が多く、どのカラメル色素なのか消費者が判別することは難しいですが、松屋ではあえて「カラメル色素I」と表記されているため、安全性のアピールがされているように思います。
松屋は無添加をやめたの?
松屋が無添加をやめたのではなく、「初めから無添加ではない」というのが正解です。
以前、松屋では以下4つの添加物は不使用とX(Twitter)で投稿されていましたが、「食品添加物の不使用に関するガイドライン」が変更になったため、現在は無添加であるという表記をすることができなくなったからです。
・化学調味料
・人工甘味料
・合成保存料
・合成着色料
「化学〇〇」、「合成〇〇」、「人工〇〇」不使用というアピールは、消費者に実際のものより良いものであると誤認させてしまうおそれがあるため、食品添加物の不使用に関するガイドラインに抵触する可能性があります。
無添加と表記するためには「〇〇が不使用のため無添加」という明確な記載が必要になったため、松屋では積極的に無添加という宣伝しなくなったということです。
松屋は遺伝子組み換え食品を使用している?
松屋のよくある質問には、納豆やコーンは遺伝子組み換えではなく、分別生産流通管理済みであると回答がありました。
牛丼に限りませんが、家畜の飼料となるエサはコストの観点から遺伝子組み換えトウモロコシが使用されています。
直接的に遺伝子組み換え食品は口にしていませんが、遺伝子組み換え食品を食べている家畜のお肉を私たちが食べているということは知っておいたほうが良いでしょう。
松屋・吉野家・すき家を比較!外食で無添加の牛丼は食べられる?
松屋、吉野家、すき家の牛丼の安全性比較をしてみました。
原材料は公開されていないため、松屋と同様にオンラインショップで販売されている牛丼の原材料を参考にしています。※添加物は赤文字
【松屋・吉野家・すき家の牛丼の安全性比較】
松屋 | 吉野家 | すき家 | |
添加物 | 牛肉(アメリカ産、カナダ産)、たまねぎ、醤油(小麦・大豆を含む)、白ワイン、砂糖、食塩、たまねぎエキス、ねぎエキス、酵母エキス、植物たん白加水分解物(小麦を含む)/酒精、着色料(カラメルⅠ)、pH調整剤、香辛料抽出物 | 牛肉(米国産又はカナダ産又は豪州産(5%未満))、タレ(国内製造)(ぶどう発酵調味料、醤油、砂糖、醤油加工品、その他)、玉ねぎ(中国又は国産又は米国(5%未満))/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、香辛料抽出物、乳化剤、(一部に小麦・牛肉・大豆・りんご・ゼラチンを含む) | 牛肉(アメリカ、メキシコ)、玉ねぎ、ワイン、しょうゆ、味付け調味料、野菜エキス調味料、果汁(りんご、パイナップル)、香辛料、砂糖、食塩/調味料(アミノ酸等)、(一部に小麦・牛肉・大豆・りんごを含む) |
牛肉の産地 | アメリカ、カナダ | アメリカ、カナダ、オーストラリア | アメリカ、カナダ、オーストラリア、メキシコ |
遺伝子組み換え使用有無 | 納豆、コーンは非遺伝子組み換え | 公式サイトに記載なし | 遺伝子組み換え食品の検査体制あり |
安全性比較 | カラメル色素は発がん性指摘されていないものなので安全、保存料としてpH調整剤が使用されている | 添加物が3社の中で一番多い I、II、III、IVどのカラメル色素が使われているか未記載のためカラメル色素を避けている方にとって安全性に不安 |
添加物が3社の中で一番少ない うま味調味料の使用はあるが、保存料、着色料などが使用されていないため一番シンプルな牛丼 |
残念ながら国産のお肉が使用されている牛丼は一つもありませんでした。
牛丼を毎日食べる人は珍しいかもしれませんが、食べる頻度が多くなる牛丼好きな方にとってはホルモン剤のリスクもあるため、お肉は国産が安心ですよね。
無添加の牛丼が食べたい人は通販がおすすめ!
- 店舗で食べるより一食の価格が安くなることも
- 国産牛肉&無添加なので子どもにも安心
- ストックできるから忙しい日にも便利
無添加牛丼が冷凍にストックしてあると、健康的な食事で忙しい日の時短ご飯にもなります。
通販の冷凍の牛丼は丼ぶりに乗せる具だけを購入するので、ご飯を炊いて味噌汁だけ用意しておけば、家で簡単に牛丼を楽しむことができます。
おすすめの無添加牛丼3選
当サイトでは、子どもにも安心して与えられる無添加で国産牛を使用した牛丼を紹介しています。
冷凍で届く1食分の牛丼の具は薄くて冷凍庫に大量に保存しやすいので、我が家では30食セットを購入してストックしています!
無添加牛丼おすすめ1.食のセレクトショップYAMADA屋
原材料:牛肉(国産),有機玉ねぎ(国産),有機淡口醤油,有機濃口醤油,有機ワイン,砂糖,本味醂,有機りんごジュース,有機生姜,有機白胡椒,昆布(一部牛肉,大豆,小麦,りんご含む)
「健康、幸せ、変わらぬ日常は、食から始まる」をモットーとする食のセレクトショップ山田屋は、店長の山田さんが日本各地から選び抜いた厳選食材を通販で販売しています。
YAMADA屋の牛丼の一番のおすすめポイントは具と汁の量のバランスが良いこと!
牛丼の具と一緒につゆもしっかり入っているので、汁だく派には嬉しい!牛丼の味付けは濃すぎることないので、子どもの口にも合います。
牛肉が国産なのはもちろん、副原料まで有機食材を使用しているこだわりの強さ!有機食材をふんだんに使用した冷凍の牛丼は今のところ山田屋さんの牛丼しか見たことありません。
そのまま食べるのはもちろん、野菜を追加して卵でとじたり、割り下を追加して即席の肉豆腐にするなど色々アレンジも可能なので30食セットが便利です。※現在楽天のみで購入可
大容量の30食はアレンジにも使えて便利!
無添加牛丼おすすめ2.大阪の味ゆうぜん
原材料:牛肉(国産),玉葱(国産),醤油,みりん,砂糖,ワイン,生姜,かつおだし (一部小麦,牛肉,大豆含む)
大阪ゆうぜんは食肉加工専門の製造メーカーで、工場直売の無添加食品を販売しています。
無添加牛丼であるため、添加物による濃い味付けに慣れていると最初は薄味に感じるかもしれませんが、自然な味付けは食べ飽きることなく、離れた家族に送ったり、必ず自宅にストックしておくなどリピーターさんにも好評の牛丼です。
無添加牛丼おすすめ3.みやさかやの牛丼
原材料:牛肉(山形県),玉ねぎ,醤油,砂糖,赤ワイン,みりん,かつお節エキス,椎茸混合混合エキス,でんぷん,(一部小麦,牛肉,大豆含む)
創業171年続くみやさかやで販売される牛丼は、チェーン店のように肉が小間切れでなく、お肉が大きく切ってあるので食べ応えがあります。
濃すぎない少し甘めの味付けと黒毛和牛の味わいは満足度が高く、みやさかやで人気No.1だけあり、楽天でのレビュー数も200件以上ある人気商品です。
まとめ<松屋が無添加と言われたからくり&おすすめの無添加牛丼>
食品添加物の不使用に関するガイドラインが変更される前は、松屋に限らず様々な食品メーカーが「化学調味料不使用、合成保存料不使用」などをアピールしていましたが、「無添加」と謳うハードルが高くなったため、松屋でも無添加PRができなくなりました。
健康的な食生活を送りたい方にとって注意なのが、チェーン店の牛丼に使用される添加物だけでなく、肉自体がアメリカ、カナダなどの外国産牛肉であるということです。
そのため安心できる牛丼を食べたい方には、通販で購入できる無添加&国産牛の冷凍牛丼を自宅にストックするのが賢い選択です。
当サイトでは、国産牛肉はもちろん、副原料にまで有機食材にこだわった食のセレクトショップ山田屋の牛丼をおすすめしています。
安全性が高くておいしい牛丼があると、いつもの食卓が豊かになりますし、何より家族みんなが大好きな冷凍食品があると、忙しい日の心の余裕につながりますよ。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。